過度な自粛の強要から人命を守る
自粛せず飲みに来ていることに申し訳なさをツイートでアピールしながら遊びに来るお客様を見て、こんな社会はおかしいと感じました。
自分が自粛するのもいい。
医療関係者などが自粛を呼びかけるのも分かります。というか、当然でしょう。
しかし、自粛をしていない人を叩く行為は確実におかしいはずです。
そもそも、叩きながら強要する時点で、それは『自粛』とは言いません。『他粛』という名の脅迫です。
自粛要請以上が必要と判断していれば、それは国がそうしているはずでしょう。
この叩いている人達は、自分たちが正義の側にいることを確信してしまっているのでしょう。
正義を確信した時、人は最も攻撃的になります。
道徳も倫理もない、ただの獣になります。
・過度な自粛は人を殺す
自粛は、行き過ぎると失業率を上げすぎてしまいます。
失業率と自殺率は、歴史的に高い相関性を保ち続けています。(特に男性)
自殺を防ぐのは政府の仕事だと思うかもしれませんが、あらゆる政権下での不況時に失業率に応じた自殺率になっていることから、政府の対策次第で変わった実績もないので、政府ができることと言えば失業率を下げることくらいなのでしょう。
また、このような自殺の話に対し、失業したからといって自殺する必要がないという的外れな反論をしている人がいますが、そもそもそれは個人の感想ですし、失業率と自殺率の相関性の高さは、失業者がたくさん自殺をする、という短絡的な話ではないことを申し添えておきます。
失業率を上げると自殺率が上がるのは、ただの統計的事実であり、今過剰な自粛を『強要』している人達は、自殺者を増やすことに加担しているということを自覚してください。
このままだと、今後数年にわたり、昨年より万単位の自殺者を増やしてしまいます。
※リーマンショック以降、年間3万人台だった自殺者数がやっと2万人くらいまで減ってきたところ。

出典:現代ビジネス『失業率の改善と自殺者の激減が示す、日本経済「明確なひとつの答え」』
もちろん、多少失業率(自殺率)が上がろうとも、必要な新型コロナ対策をすべき範囲はあると思います。
(残酷な言い方になりますが、政治は命のバランスを取らなければいけないためです)
自粛が悪いと言っているのではないのです。
しかし、このバランスは、医療関係者が決断できる領域ではありません。
医療関係者は、弁護士がどんな犯罪者も弁護するように、あらゆる手段をつくし医療の現場での命を優先すべき存在ですし、そうあるべきだと思います。
だからこそ、あらゆるリスク、あらゆる人命に配慮するため、あらゆる角度の専門家の知見を集めた上で、命のバランスは政府が決定するものです。
なのに、今大きく取り上げられている声は、アーティストやスポーツ選手、そして医療関係者たちの声ばかりです。
過度な自粛の強要に、ファンが多い有名人が加担していることもあり、今はカルト的になりすぎていて、自粛以外は全て悪かのような信者が増えてしまっています。
この教祖と信者達は、自分たちのやっていることが、人命を確実に奪う行為だということを認識すべきです。
(だとしても適量は必要なのですが)
このことに反論する人も多いでしょうが、その事実と合理性は1,2年後に証明されてしまいます。
新型コロナ感染者が一人でも出た企業名を公表するくらいですから、命の平等を本当に思うのなら、今後数年は自殺者数のデータと、今過度な自粛の強要をしている人たちのリストをセットで、その時期に公表すべきです。
私は、そのどちらもすべきと思っているわけではなく、何事も謙虚にバランス良くが良いと思います。
(過度な自粛に殺された人の身内が誰かやりそうですが…)
我々ニコバーは、新型コロナ対策もしっかりした上で、この自殺者数を少しでも減少させるため、微力ながら具体的に行動します。
100万円寄付や、150円ごはんについては、別ページ参照にして下さい。
※自粛を呼び掛けている人、自粛をしている人を悪いとは言っていませんので、誤解のなきようお願いします。自粛していない人を攻撃し、過度な自粛を強要し、社会的対立を煽っている人に対する問題提起です。
《新型コロナに関するニコバーの対応についてのまとめはこちら》