ジントニックのカクテルレシピ・作り方
ジントニックの紹介
ジントニックはもはや説明不要なほどに有名となったカクテルの一つですね!
ジンの風味とトニックのほろ苦さが実に良く合い、そこにライムの爽やかな酸味が加わることで調和の取れたさっぱりとした味わいとなっています。
作り手によって多少味が変化するのも面白いところです。
【材料】
- ドライ・ジン45ml
- トニック・ウォーターFull up
【種別】
- ベースジン
- 技法ビルド
- グラスロング
- 味中辛口
- 色無色
- 度数15度
- 炭酸あり
【カクテルの豆知識】
元々はイギリスの会社員が派遣先のインドで考案した生命維持の為のカクテルでした。
18世紀頃、植民地であった東インドなどの熱帯地に派遣された社員の死亡率が非常に高く、問題視されていました。
イギリスとはまるで違う気温や高い湿度で、マラリヤや熱病の発症率が高く、まさに命取り。
特に6~9月のモンスーンの時期は生きるか死ぬかの季節で、ある年ではヨーロッパ移住者の1/3が死亡する記録が残っているほど。
熱帯病に対する知識が薄かった時代、本社は「アルコールを飲めばいけるかもしれない・・・!(小並感)」と大量のワインを送り酔っぱらいを量産する始末。
ただ、その中にマラリヤと熱病に効くとされる南米産のコナの木から抽出されるキニーネがありました。
キニーネは、マラリヤに利く薬が開発されるまで、熱帯地方へ居住したヨーロッパ人の間で使用されていたましたが、とにかく味がクソ苦い・・・
東インド支社の社員たちは、苦いものには甘いものとこれに砂糖。
更に薄めて体内に入れやすいよう炭酸水。
そして更にアルコールをと、安酒のジンを追加。
こうして奇跡的に生まれたジントニックを「こりゃ美味い!!」と本国に持ち帰ったところ、その美味しさから爆発的に広まり、現代まで愛される世界的なカクテルとなりました。
そんなジントニックも発症こそ適当な配合分量でしたが、時代を超えるごとに技術や知識が受け継がれ洗練されていき、「初めて行ったバーではジントニックを頼め」と言われるほど技量や店の質が出るカクテルと言われる程になりました。
「新規のお客様にジントニックを頼まれると気が引き締まる」と現役のベテランバーテンダー達が口を揃える程、シンプルなレシピは味や力量が全面に出やすいのです。
ジンの銘柄、氷、ライムの絞り方、各種の分量、ジンは冷やしているか、など随所に技術をや知識を散りばめる必要のあるカクテルです。
自分(プロ)にしか作れない1杯を完成させる為に頑張りましょう!(飲み専は好きな1杯を探しましょう◎)