こんにちは!甘城ふわりだよ。
今日は東京上野にある国立西洋美術館の魅力についてたっぷりとお話しするね。
多くの美術愛好家にとってこの美術館はまさに宝箱だよ。
その中には数々の名作が詰まっていて私たちを素晴らしい芸術の世界へと誘ってくれるんだ。

国立西洋美術館の魅力とは
まず初めに、国立西洋美術館の大きな魅力と言えばその建築自体が芸術作品だということだよ。
1959年にフランスの建築家ル・コルビュジエによって設計されたこの美術館はユネスコの世界遺産にも登録されているんだ。
彼の設計理念「新建築五原則」を体現した、光と風を取り込む機能美あふれる建物は見逃せないね。
まずは美術館の建物そのものに触れ、その洗練された美しさに感動しちゃおう。
常設展示での感想
わたしは常設展示をゆっくりと見て回ったよ。
特に印象に残ったのはモネの「睡蓮」シリーズだったね。
フランスの印象派の巨星クロード・モネの作品で、彼の庭園に咲く睡蓮を描いた一連の作品群のひとつなんだ。
睡蓮シリーズはモネが晩年の約20年間を費やして描き続けたもので、彼の庭園に作られた睡蓮の池とその上を漂う雲や空を何度も何度も描いたんだ。
そしてその作品からは時間や季節の移り変わり、そして自然と人間との共生を感じることができるんだよ。
この作品の前に立つとまるで自分がその場に立っているかのような錯覚に陥るほど、モネの描く自然の美しさや静けさが伝わってくるよ。
それぞれの時期、時間帯で異なる光の表現、そして水面に映る風景の揺らぎなど、一見すると同じように見えて実はそれぞれが微妙に異なる表現を持つのも面白いね。
そしてモネの「睡蓮」を見る際には、少し離れて全体を見渡してみることをおすすめするよ。
そうすると、彼がどのように色彩や筆触を使って光と影を表現し、その場の雰囲気を描き出しているのかがよくわかるんだ。
また、近くで見ると一見カオスに見える筆のタッチも、遠くから見るとまるで風景が動き出すかのように見えるんだよ。
それが印象派の画家たちが追求した、「その瞬間の印象」を描く技法なんだね。
また、時代や人物背景などを知らないと難しい宗教画や風刺画に比べて、シンプルに睡蓮のみが描かれた絵だから親しみやすく感じたよ。
国立西洋美術館での素敵な出会い
美術館の魅力は素晴らしい芸術作品だけじゃないよ。
偶然出会った人々との交流も、美術館訪れる醍醐味のひとつだよね。
この日私が展示室を彷徨っていると、同じくモネの「睡蓮」に見入っていた一人の女性と目が合っちゃったの。
彼女は私の視線に気付くと、優しく微笑んで「美しいですね」と声をかけてくれたんだ。
彼女は芸術史を専攻する大学生でモネの作品に深い造詣を持っているらしく、その絵画に対する独自の解釈を私に教えてくれたんだよ。
彼女の視点から見る「睡蓮」はまた違った表情を見せてくれて、私の中の芸術への理解が深まった気がしたよ。
このような出会いは美術館ならではの特別な体験だね。
それぞれが異なる視点や感想を持って、同じ作品を見て、それを共有できる。そういう場所が美術館なんだね。
そんなわけで上野の国立西洋美術館は歴史や芸術に興味がある人にはぜひ訪れてほしい場所だよ。
それじゃ、またね!(^^)/